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真言宗
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和歌山市柳丁1丁目1
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数珠について


 法具 数珠について
 お葬儀などで数珠を手にする方は多いとは思いますが数珠を使うのはお葬儀や法要の時ぐらいで使い方や意味を知っている方が少ないのが現状だと思います。

そこで数珠について少しこのページで書きたいと思います。

数珠は、『ジュズ』『ズジュ』『ズズ』あるいは『ツスやヅシ』と読まれ、数珠・珠数もしくは誦珠と書かれます。
この法具である数珠の球の数ですが金剛頂瑜伽誦珠経によると「一百八珠を最勝とする」と説かれています。でも長い物より短い物の方が取り扱いにも便利なことから球の数は二分され五四(半連) 三分して三六 さらに二七(四反連) 一八となり、他にも陀羅尼集経には四二や二十一の数珠のことが書かれて、「数珠功徳経」には、十四のも説かれています。

一〇八の珠数には、母数が一つのと、母珠と中珠という大きな珠によって五四ずつに分けられているものがあります。 この五四は、私達の魂(たま)=珠が磨かれて光輝くようになるまでの煩悩を浄化させる修行の段階(位)のことです。

その五四が凡夫が仏へと進みゆく道ならば、残りの五四は、後輩たちに手を差し伸べる為の還る道です。

煩悩を洗い清めて新年を迎えるために、除夜の鐘を撞くのと同じ考えから子珠の数は一〇八が基本です。 また煩悩から起こる苦しみや悲しみが三六、それが過去、現在、未来の三世で、三六×三で一〇八という説もあります。

しかし私たちの欲望にはきりがなく、とても一〇八ではありません。空から降ってくる雨の粒でさえ数えることの出来る大自在天をしても数えきれないもの、それが人間の煩悩、迷いの数だということです。

『数珠とは、球の数を連ぬくなり。数とは我等が煩悩の数なり。ゆえに珠研きぬれば、光あらわぬ。煩悩を研けばたちまち成仏する』と記した古い文献があります。
球の一つ一つを爪繰りながら、心の中の塵や埃をなくそう。清らかな『おもい』を積み重ねようそういう願いが子珠にはこめられています。

 珠数の構成(二輪百八数珠)
 浄名珠①
 親玉(2球) ②主珠③留珠
 主珠(54個)
 四天珠(四菩薩)
 弟子珠
 露
※画像をクリックすると大きくなります。

 珠数のことを百八丸(ひゃくはちがん)というように一〇八の小珠と2つの母珠(親玉と留め球)がありその母珠の一つの方には浄名(じょうみょう)という小さな珠がついています。
母球から数えて七つ目の次には四天と呼ばれ子珠より小さな色と材質の違った珠がはさまれています。
弟子珠(記子)は20顆 それを止める露のような形の珠が弟子球が両房についているときは四つ、以上あわせて珠の総数は計一三九となります。
なお母球を辻、四天を脇珠、弟珠を球数と表記している古文書もあります。それらが絹の中糸でつながれていて紐の先は房になっています。

 珠の意味
 母珠(根源的な命)
 珠が一〇八の数珠になると母珠が2つあつたりしますがこの場合起子のある方を母珠、ない方を中珠といいます。真言宗では母珠を、法門の主であられる無量寿・無量光の如来(無限の愛、無限の慈悲を降りそそぐ阿弥陀さま)とし、子珠を金剛界(ダイヤモンドのような最高の世界)、宇宙の凝縮とされる曼荼羅に登場する一〇八尊としています。

 四天
 母珠から数えて七顆目の次と二一顆目の次の小さな珠、これは真言や陀羅尼を七遍あるいは二一遍唱える時に都合のいいように設けられています。
計四つあるので四天と呼ばれています。 曼荼羅では四方四仏 つまり弥陀、宝生、阿しゅく、釈迦としたり、文殊、普賢、観音、弥勒の四菩薩としています。
四天を東西南北の順で持国天、増長天、広目天、多聞天(毘沙門天)の四天王に見立てることもあります。

 浄名(お釈迦様の後継者)
 母珠と弟珠の間に『補処の菩薩』という小さな珠がついています。この珠のついているほうを母珠としてそうでない珠を緒留とも呼びます。
補処の菩薩とは、お釈迦様の後をつがれ衆生を教化されるため、この世に出現される弥陀さまのことです。

 記子(十大弟子たちの涙)
 数取りをするときに子珠を爪繰り、母珠にあたったらそれを飛び越えないで逆に戻る仕方があります。これは母珠の意味する『宇宙の仏』を敬う気持ちからでありまた悟りを得たならいつまでもその境地を楽しんでいないで、再び俗世にもどって他の人々を救うべきことを示しています。

真言宗用の使い方(仏様に対して使用するとき)

珠数を両手の中指にかけます。     そのまま手を合わせて合掌します。

真言宗用の使い方(自分の行の為に使用するとき)

自分の行の為に使用するときは房を内側にします。 そのまま包むように合掌します。

 珠数を置くときは三重にし、浄名のあるほうを仏様に向けて置く。


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